調味料としての塩

塩は全ての料理のもっとも大事な調味料といってよいでしょう。この塩は調理の世界の調味料としてだけでなくあらゆるシーンでその成分が注目され活躍しています。
世界には山あいの砂漠で採れる塩である「岩塩」というものが存在しますが、いくら標高の高いところで採れる塩であろうと、海水を原料にして調味料として製品化したものに過ぎないのです。
海塩だろうが岩塩だろうが素は同じなのです。

しかしいくら原料が同じとはいえ調味料として売られている塩にするにはいくつかの製造方法があり、その方法によっては物が違ってくると考えてもよさそうです。
調味料として売られているような白い塩を海水から製造するには、まず海水を蒸発する製造方法が挙げられます。海水を蒸発させる製造方法には大きく分けて「天日塩」「平釜塩」の2つの種類に分けられます。その他に、イオン交換膜と電気を利用して塩を製造する「イオン交換式」も広く行なわれている方法です。
調味料の塩を取り出すという意味としては上記の3つの方法にそれほどの違いは無いのですが、塩の成分である塩化ナトリウム以外の微量のミネラル成分を考慮すると3つの方法それぞれに違いが出てきます。
調味料の塩以上に塩を求めるのであれば製造法に注目して購入を考えてもよいかもしれません。
岩塩から調味料としての塩の製造方法は以下のようなものがあります。まずは「溶解採掘法」と、「乾式採掘法」です。
「溶解採掘法」は岩塩を一度水に溶かし、煮詰めて塩を取り出します。塩以外の不純物が混じることが少ないので、そのまま食用としても使用できるようです。
もう一つの、岩塩から調味料としての塩の製造方法である「乾式採掘」は直接掘り出す方法で、不純物が混じりやすく、また食用としては硬すぎるので良質とは言えないようです。
調味料としての塩を知る上で、製品化された塩の原料の輸入元の国を知ることもこだわる人には大切になってきます。
これはどういう意味かと言いますと、日本のメーカーが調味料として販売している塩の原料全てが日本製とは限らないということです。日本において塩資源はとても乏しく、自給率が15%と言われています。
ですから調味料として販売されている塩のうち80%近くの商品の原料は輸入に頼っていると言えそうです。もし調味料として純国産の塩を使用したいと思うのでしたら、購入前によく調べる必要があります。例として、オセアニアのオーストラリアや中米のメキシコから輸入された塩が原材料として日本国内で精製され、そして店頭に調味料として販売されていることはせひとも知っておきたいポイントです。
日本国内において以前は、塩の販売は専売制がとられていて誰もが自由に販売はできませんでした。しかもこれはそれほど昔の話ではなく、1997年までのつい最近まで行われてきたことなのです。
1997年の「塩専売法」から「塩事業法」への改正により、調味料の塩として流通する商品がそれまでと比較にならないほど増えました。様々な塩から好みのものを選ぶのは大変かもしれませんが、その中からぜひとも自分に合う一番の塩を見つけてみてください。
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